ようやく当初の目的の劣化したニッケル水素電池の測定です。
この中で劣化の程度が良く判らなくなってしまったSANYOの単三形4本(HR-3UF 1.2 V Min 2,300 mAh)。けっこう持つ場合もあるしダメな場合もあって状態が良く判らない。
データロガーで放電電圧を計測してみると
― 1本目(グラフ:赤),2本目(グラフ:黄)
― 3本目(グラフ:赤),4本目(グラフ:黄)
4本のうち3本目が劣化が少なく、残り3本は1.3 ohm負荷で出力電圧が1 volt程度と(期待値は定格の1.2 V)かなり劣化していました。ログからエクセルで容量を計算(積算)してみると結果は次のとおり。
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1本目 2本目 3本目 4本目 :意味
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1,550 1,290 2,460 1,410 :積算した電力容量(mWh)
1,290 1,080 2,050 1,170 :1.2 Vでの容量(mAh)(mWh / 1.2 V)
1.09 1.00 1.23 1.02 :平均電圧(放電時10分~60分間の平均電圧,V)
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元の定格が 2,300 mAh で、これに対する割合でいうと次になりました。
56% 47% 89% 51%
3本目はあまり劣化してなかった。出力電圧も良い状態でした。使っていて状態が良く判らなかったのは4本ともだいたい同じと思い込んだせいですね。ちょっとすっきり。。。