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TEST1: Bryce マザーの液晶パネル接続


●まえがき
魔流さんより頂きもののBryceマザーです。
液晶接続を調べてほしいという条件付でしたが・・・別にいやじゃありませんよー、他マザーも受け付けます(LVDSのものなら)  \(・・;)オイオイダイジョウブカ
なお、このマザーの動作解析はSazanamiさんのHPにデータがあります。
http://ec.uuhp.com/~sazanami/html/index.htm
 

●Bryceマザー
今回、液晶表示のため調べたコネクタは↓です。
なおCPUのsSpec NumberはSL43Q、Mobile Celeron 500/128  core1.6V(Normal)品でした。
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●液晶コネクタ調査
(1)まず目視で、LVDS4ペアはパターンを見れば予想がつきます。(信号の並びは液晶パネルを繋いで見ないと解りません)
(2)テスターで、GND,NC(未接続)、信号、電源の予想をつけます。LCD VCCも予想がつきます。
(3)BIOSを起動して、確認。LCD VCC電圧(3.3V) 出てないです。やはりBIOSが液晶接続を認識するピンをさがさなくては・・・・
(4)あやしげな電圧を出している信号(表中?のもの)を数kohmでGNDに落として、電源を入れます。順番にあたってCN5-17ピンでした。
(5)他、3.3V、5V、VCCINあたりの電圧出力関係も合わせて見ておきます。(Inverterに使うピンをさがす)
(6)実際に液晶パネルをつないで見ます。LVDS 4ペアの並びは・・・感ですね(;^_^A

CN5
1                                                           20
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□                (1ピン位置は、写真と整合記載)
□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□
21                                                          40
 
Bryce Mather CN5ピンアサイン
CN5 Function(1) Connction(2) Notice(3) CN5 Function(1) Connction(2) Notice(3)
1 ?   TP100 21 ?   TP101
2 ?   TP99 22 ?   TP102
3 G     23 G    
4 ?(NC)     24 LVDS A0- ○LCD  
5 LCD VCC ○LCD   25 LVDS A0+ ○LCD   
6 LCD VCC ○LCD   26 G    
7 LCD VCC ○LCD   27 LVDS A1- ○LCD  
8 LCD VCC ○LCD   28 LVDS A1+ ○LCD  
9 ?(NC)     29 G    
10 G ○LCD and invereter   30 LVDS A2- ○LCD   
11 G ○LCD and invereter   31 LVDS A2+ ○LCD   
12 G ○LCD and invereter   32 G    
13 G ○LCD and invereter   33 LVDS CLK- ○LCD   
14 ?     34 LVDS CLK+ ○LCD   
15 ?     35 G    
16 ?     36 G接続でLCDからVideoに切替り   (4) 
17 G接続でLCDVCCオン ○(connect to G)   37 ?(NC)    
18 LCD VCCオンに同期して0Vto3.3Vout     38 VCC IN(16V) ○ inverter VCC  
19 LCD VCCオンに同期して0Vto5Vout ○invereter enable   39 VCC IN(16V) ○ inverter VCC  
20 マザー電源オンに同期して0Vto5Vout     40 VCC IN(16V) ○ inverter VCC  
Notice(1) G:Ground     NC:Not Connect   ?:不明
Notice(2) ○:液晶表示のため接続した信号     空欄:未使用
Notice(3) TPxx:マザーのシルク表示TPxxにつながっていますが、 CN11(コネクタ?)が実装されていないため機能していないと思われます。
Notice(4) LCDおよびVideo(外部モニター)の両方を接続した場合、LCD出力が優先(LCDオン、Videoオフ)ですが、
              このピンをGND接続することで切り替えること(LCDオフ、Videoオン)ができました。

●接続コネクタ
LCD PC(液晶一体のPC)で使った液晶フレキのコネクタ(写真:下、左)が、Bryceマザーのコネクタとぴったり!
もしやこのままと思いましたが、アサインが全く違ってました。やはり別物です。
せっかくなので、液晶フレキがわりのケーブルを作ってみることにしました。

最初、(写真:下、右)で配線しようと思ったのですが、あちこちショートしてます。なんで???
思い切ってコネクタを土台から剥ぎ取ったら、コネクタ下でいろいろ配線されてました。

●液晶接続ケーブル
しょうがないので、土台のガラエポのみ使って、コネクタはこの土台に接着。配線はコネクタピンに直接はんだ付けしました。
できあがり、下の写真です。
液晶パネルは、LTN121XG(Samsung、LVDS入力のXGA)を使います。

 

●BIOS起動
さっそくBIOS起動してみることに、、、、写った!!!
と思いましたが、ひょっとしてSVGA用マザー?

 

●WindowsXP+RageDriver(PCI)インストール
念のためOSをインストール、ディスプレイドライバーも入れて見ました。
やはりSVGA(800x600)液晶パネルに合わせた、LVDS出力のマザーのようです。
それにしても、XGAパネルでも写るんですねー(このSamsung製パネル以外も同様かは解りません)



●あとがき
ディスプレイに関するBIOS設計は共通で、複数の液晶パネル(この場合、SVGAとXGA)を液晶フレキの接続で識別しているケースが考えられます。
ピンアサイン表の?信号とDIPスイッチを配線、GND接続(組合わせ含む)を試してみましたが変わりませんでした。
Bryceマザーの写真にDIPスイッチがのっかているのはこのためです。

他の部分は調べてないこともあり、XGA用ではないといいきれませんが、
12.1"液晶パネルのものに、LVDS入力の解像度SVGAがあるので、このマザーと適合するのはこのあたりと思われます。


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