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今回の製作はマザーの液晶接続ができなかったのでお蔵入りしていたの ですが、PC製作例としては面白いかなと思い紹介します。
何冊ものファイルの間に入れて使うと、PCと気がつく人はまずいない・・・と思います。

●パーツレイアウト
ケース(?)はコクヨの3cmパイプファイルを使用しています。
マザーがA4ノート用ですので、パイプファイル(A4)とほぼぴったりになります。

マザーのPCカードスロット側をファイル上にして、VGA,USB,PS2コネクタ側をファイル外側にしました。
というかこれ以外に選択がない・・・
マザー裏面、部品が多少ありますので、5mmほどのスペーサを入れて、ファイルとねじ止めしています。

ACアダプターは、日立の20V5A品、ほぼ3cmパイプファイルの内のり分厚みです。
なので、マザーと重なる位置にはおけません。写真の位置に取付けました。

3.5"HDDを使用していますが、マザーの厚みと干渉しない部分は写真の位置になります。
取り付けはファイルに直接ねじ止めです。

・・・レイアウトは必然的に決まりました。
 
 
1_ACアダプターの固定用ホルダー 
hold1 このACアダプターは割と重いので前後左右をホールドするように折 り曲げてます。
素材は1mm厚のアルミです。
hold2 ホルダーをパイプファイルにビス止めしてACアダプターを固定した ところ
ACアダプターはゴム止め >手抜きA^^; 
2_ACアダプ ター出力+20Vから3.5"HDDの+12V生成
volt1 今回HDDは3.5”を使用したので、+5V/+12Vの+12V を作る必要があります。
ACアダプターの+20Vから3端子レギュレーターで作りました。

ジャンク基板に電源オンオフで使っているようFET: J 221があったので
マザーの+5V供給に合わせて、+12VをON/OFFさせるようにしています。
アルミヒートシンクに取り付いているのが3端子レギュレーターで、右端のが3端子FETです。

矢印は、電源スイッチです。
ファイルを閉じた状態で、ポチッと押せるように配置してます。(;^_^A

volt2 拡大です。
HDDの消費電流が、Average 0.6A (Peak 2A) として
Reg. Loss = (20V-12V) * 0.6A =4.8W の熱をレギュレータで消費する(捨てる)ことになります。かなりの熱なので、写真の大きさのアルミ板を当てました。

回路図 はこちら
J 221のデータシートが見つからなかったので適当です。
ソースからゲート電圧をー20Vかけるのはさすがに耐圧超えそうなので、
R1=R2として、半分のー10VでONさせるようにしました。
 

3_IDE配線
ide1 マザーは何枚かテストするので2.5”HDDマウント用コネクタを 入手しました。
このコネクタとIDEケーブルの変換ケーブルを自作しています。 
不用品2.5”HDDからの基板活用です。>Hage88流

IDE配線は単純に2.5”HDDピンアサインと1:1で、
直接マザーにIDE配線行うことも可能と思います。

ide2 合体状態
4_冷却ファン
2heats マザーのCPUまわりを採寸して方眼紙に記入し、
これを元に切断サイズと折り曲げ位置を記入します。
>あいかわらずのアナクロ手法 A^^;

この内容をアルミ板に罫書き、このあとジグソーで裁断します。

アルミ板は1.5mm厚を使用、
今回はファンをこの板に載せ固定するのでその分、強度必要でした。
1mm厚では無理と思います。

3heats アルミ板切断後、凹凸部分まわりは、ハンドニブラでカットしまし た。

マザーとの固定用にねじ穴を4箇所あけてます。
凸部の折り曲げ箇所は、ファンを取付ける際のファン位置決め用です。
(固定用ではありません)
 
 

fans ファンの写真、左が表で、右が裏
CPUファンの型番はSEPA HY90B-05Aです。
このファンの良い点は接触面が広くなっている点です。
CPU直接でなく間にアルミ板がはいるので熱抵抗上有利なはず。
これはNoridaさんのサイト「二本線長方形マザーとは何か?その1」、F社の Mobile Celeron750マシン  のファンと同一です。
なのでintelのデータシートから(Coppermine,Mobile Celeron 750MHz,Normal Core Voltageとすれば) のTDP 23.0Wmax  まで使えるファンである。と予想。
今回のCPU(Tualatine ,Mobile PentiumIII 1.2GHz,Normal Core Voltage) TDPは22.0W (Icc max からだと 26.1Wmax)なので冷却性能上は、まあまあ使えそうと判断。
なおMobile PentiumIIIのCoppermineとTualatineの消費電力について
intelデータシートから整理したものはこ ちらです。(落書きのマーキングは無視して下さ い)
 
Mather マザーです。
このマザー用の冷却ファン、ヤフオクでたまに見かけるので買う手もあるのですが、
?千円も出す気にはなれず・・・ 
 
mather アルミ冷却版サイズは写真のようにマザー上、平面でとれる最大で決 めました。
写真、矢印で引っ掛けて、ファンの固定金具を止めます。

ファンに固定用ねじ穴があるので、この穴を使ってアルミ板に固定できるとスマートなのですが、アルミ板の下でナットを受ける(固定する)手が思いつきませ んでした。
ナットをアルミ板に接着する手があるのですが、取付け取外しを考えるとちょっと不安です。

mather ファンの固定金具を使って、ファンをアルミ板に装着したところ。
固定金具は、PII〜PIIIクラスの冷却ファン固定用のものを適当にカットして使用しています。
mather and fan 取付け拡大
5  インストール
cdrom レイアウトの説明で書き忘れましたが、
ACアダプターをマザー側に固定しないのは、
CDドライブをこのように臨時取り付けするためです。
これでCDブートによりノーマルなインストールができます。

ファンは電源入れた時に一瞬回ります。
アルミ板ヒートシンクが効いているのか、この時以外の通常使用ではファンが回らないです。
CPU負荷をかけると回るはずですが、まだ見たことない・・・  >大丈夫かな?
 

cable 使用時は当然ながらケーブル接続必要です。
上の2本は、LANとサウンドケーブル
下の2本は、ビデオとPS2分岐ケーブル(PS2マウスとPS2キーボード)
 
end インストール後の使用状態です。
windows2000をインストールしてますがドライバーは
http://support.jp.dell.com/
よりひろってきました。

・3Com 内蔵 10/100 ネットワークドライバ 
・Intel 830M/845MP チップセットドライバ
・Intel Graphics Technology 830M v6.13.01.3162
・ SIGMATEL STAC 9700 AC97 サウンドドライバ 
 
 


TOP                      2005.5.19