Test13   Mobile CPUのパッケージ          TOP に戻る
Mobile CPU とマザーSocketの対応
intel Mobile CPU Tualatinコア以降のパッケージ、ソケットタイプのものは、Micro-FCPGA というそうですが、
世代ごとコーナーの2ピンが微妙に違い、解り難いので整理してみた。
そんなものコアの形で解るといわれそうですが・・・

マザー側のソケットはわりといい加減のようです、Socket 479ならどのCPUも物理的は刺ささる。
Socket
 479の場合は、マザーのチップセットと、ソケットのGNDピンで対応CPUを確認すれば確実かな。

表は手持ちのものを整理したのですがCeleronばかりで(苦笑
CPU
 Chipssetは代表的なものを記載してますが、だいたい解ればよいので、ほんの一例と思います。
表の下に行くほど新しい世代になります。

ノートマザーのSocket 一例

( )内はソケットの表記

CPU
(Micro-FCPGA
 package)

CPU表 
( nm)製造プロセス

CPU  チップセット
 


Socket
 478 (表記なし)





右下に見て縦2ピンがなし





Tualatin
コア (130nm) Mobile Pentium III  

Mobile PentiumIII
Mobile Celeron

チップセット
i 830MG
 など


Socket
 479mPGA479M) が使われていた


右下に見て横2ピンがなし


Northwood
コア(130nm) Mobile Celeron
PrescottコアのMobile P4もあるけれどこれにはなぜかデスクトップと同じようなヒートスプレッダが付く形です)

Mobile Pentium4M
Mobile Celeron
 

チップセット
i 845MP/845MZ
など


Socket 479 (mPGA479M)
同上

注意:互換性について
マザーによっては Socket 479CPUが全て動作するとは限りません。 Dothanコアは動くが、 Baniasコアは動作しないマザーがありました。


対角の2ピンがなし


Banias
コア(130nm) Celeron M
data sheet

Baniasコア

Pentium M
Celeron M

チップセット
i 855PM/855GM
など


同上(ピンアサイン互換)


Dothan
コア(90nm) Celeron M 360 
data sheet (90nm Process )

Dothanコア

Pentium M  7xx
Celeron M  3xx

i 915PM/GM/GMS
など


Socket
 M  (mPGA478MT)
Socket
 479が使われているマザーもある

注意:互換性について
マザーによってはSocketMCPUが全て動作するとは限りません。


写真右下、Tualatinコアとピン配置同じ
右下に見て縦2ピンがない
でも互換ではない


Yonah
コア (65nm) 
 Celeron M 420 data sheet (65nm Process )

Yonahコア,SocketM

Core Duo
Core Solo
Celeron M 4xx
Celeron M  520,530?

チップセット 
945PM/945GM など


Yonah
コア (65nm) 
 Core Duo T2300E
 写真映りが悪いですがコアの形は YonahコアのCeleronMと同じように見える


Merom
コア
 Celeron M  520 data sheet (For 945 Express Chipset Family)

Meromコア, SocketM


Merom
コア
 Core2Duo T5600(ES)


Socket
 P (mPGA478MN)

注意:互換性について
マザーによっては全て動作するとは限りません


写真右下、Northwoodコアとピン配置同じ
右下に見て横2ピンがない
でも互換ではない


Merom
コア(65nm) 
 Celeron M 550  (CeleronM 520と同じコア形状ですがピンはSocketP用で互換はありません)
data sheet(For 965 Express Chipset Family)

Meromコア,SocketP

Core 2 Duo Mobile
Core 2 Solo
Pentium Mobile Procssor
というDual Coreもある
Celeron
 M 530以降

チップセット
i_PM965 Express Chipset
i_GL960 Express Chipset
PM45 Express Chipset


Meromコア(65nm) のCore2DuoSocketP用があるようですが持ってないので写真なし




Penrynコア (45nm) 

Mobile Celeron 900 (2.20GHz,1M,800MHz)

Penrynコア, SocketP

Core 2 Quad Mobile
Core 2 Duo Mobile
Core 2 Solo


Celeron M
  Single Core: 723 ,900
  Dual Core:T3000,T3100



チップセット

4 Series Chipset Family


上と同じ


Penryn
コア (45nm)

Core2Duo T6400 (ES)(2.0GHz, 2MB,800MHz) 45nmプロセスでコア小さいですがTDP35Wあり、熱いです。


表記 PGA989


PGA988パッケージ

Package Sizeは、写真ではPenrynコア時代と同程度だけど実際は37.5x37.5mm となっていて、Penrynコアのパッケージより大きい。


Arrandaleコア(32nm)

Pentium Processor P6100 (ES)

(3M Cache, 2.00 GHz, 2cores,)

Arrandaleコア(32nm)

CPUラインナップはCore i7,i5,i3,Pentium,Celeron各種ある (資料、core_i_lineup.pdf)

1CPUにコアは2つあり、

小さい方が Processing Die (32nm)

大きい方が Graphics and IMC Die (45nm)となっている。



チップセットは、5 Series Chipset Family


表記 PGA988B

Sandy BridgeコアのCPUは挿入できるが、ArrandaleコアのCPUは挿入できないようになっている。


PGA988パッケージ

上と同じPGA988パッケージだけど、このSandy Bridgeコアではコーナーのピンが違っている。


Sandy Bridgeコア(32nm)

Pentium Processor B940 (ES)

(2M Cache, 2.00 GHz ,2cores,)

Sandy Bridgeコア(32nm)、別コアだったGraphics系が32nmで統合され1コアになっている。

CPUラインナップはPentium,Celeronはあるが、Core iは見つからず、Clarksfieldかな?



チップセットは、6 Series Chipset Family

ノートマザーのSocket 一例

( )内はソケットの表記

CPU
(Micro-FCPGA
 package)

CPU表 
( nm)製造プロセス

CPU  チップセット

        
Merom
コア、PenrynコアにはL2キャッシュサイズ違いがあり、それによりコア形状も異なるようです。
Core 2 Quad Mobile
のデータシートを見てみましたが、CPU パッケージは上の写真と同じMicro-FCPGAでした。今後も同じ?
インテルのサイトを見ていたら最近のCPU(デスクトップ、モバイル、サーバのカテゴリごと)について ロードマップが出てました。当面関係ないですけど・・・・



  TOP       2009.2.8 記   
2009.9.20改定 Meromコア・PenrynコアのCPU写真追加 
2012.12.24改定、 ArrandaleコアSandy BridgeコアのCPU写真追加