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Slim PC  ・・・ 本体加工 
●構造について
ケースを外したユニット全体です。

マザーはスペーサを使ってアルミ板に固定してあります。
問題はこのアルミ板をどうやってアクリル側に固定するか。
今回はコーナー部分に自作の取付金具を作り固定することにしました。
写真の矢印、4個所です。

コーナー右下のアップ、金具部分です。

構造が解りにくいと思うので下に図を書きました。
・ケースとなる上下のアクリルに自作金具をねじで固定
・この金具にマザーが乗っているアルミ板をねじで固定
・マザーはアルミ板上にスペーサで固定
です。
この金具の精度ができを左右するので、mm単位以下であわせこんでいます。
実は金具のアルミ板を保持する側の寸法が1mmほどずれて曲げてしまっていました。このためスペーサとワッシャを重ねて高さ調整しています。
写真の矢印個所です。


       
●取付金具の加工

部材はこれ
アルミアングル、1.2mm厚x10x10
これから切り出して、右端のように加工します。

右端のもの、お試し事前品ですが、実は曲げる方向を間違えてました。
下の写真が正解ですが、解りますか?

お試し事前品は曲げても寸法がだせるかどうかを見るのが目的です。
なので間違えても目的は果たせてます・・・(ちょっと言い訳)

小物なので道具は100円shopの万力とペンチでも十分です。
コーナー分の4つ作ります。
このあとねじ取付け穴を開けます。
●アクリルの曲げ加工

アクリル板はこれ。
 サイズ:550x650mm
 厚み :2mm
 色  :乳白半透明

PC本体とモニター分でほぼ使い切ってます。
このサイズになるとけっこうなお値段です〜


切断はプラスチックカッター(OLFA P-CUTTER)です。
切断面が長いので定規がわりにLアングルを当てました。


R(アール)させる部分だけ露出してヒートガンで過熱します。
Rの外側になる側を加熱します。
加熱は数cmはなしていったりきたり、1〜2分ぐらい。
内寸20mmで曲げるのですがワークベンチの板がちょうど20mm
加熱後180度折り曲げてぴったりサイズです。

焼きすぎに注意、焼きすぎると焦げます。
焦げるといっても白濁する感じであまり目立ちませんが・・・

サイズが大きいとなかなか難しいです。
実はRが上下でうまく取れなくて2,3度やり直してます。
再加熱でやりなおしできますが、あまり何度もやると厚み2tが微妙に厚くなってきます。(平面が膨らんでくる感じ)




きれいなRにするのは難しいです。
よく見るとRが微妙にゆがんでますが、とりあえず第一関門の加工ができて、ほっと一息 A^^;

●スロットインドライブのスリット穴開け

スリットを開ける個所の位置決めです。

DVDドライブの実物を置いて、穴あけ位置を気め、マジックでマーキング

定規が当てにくいのと、平行度を出すため、木材を積み上げて代わりにしてます。



位置決めした個所をピンバイスで5mm間隔ぐらいで事前穴あけします。
このあと電動ドリルを使用しスリット幅弱のドリル径で再度開けます。
あとはやすりがけして仕上げです。


手間はかかりますが、うまく出来ました。


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