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Slim PC  ・・・ マザー加工
前作のFile PCのマザー、2600/V710マザーとほぼ同じ形状の2650/V740マザーを使っています。
P3からP4世代に進んでますが外部のコネクタ位置も同じように見えます。
このマザーを入手したのは実は2、3年前、そのころは小さく作ることを目指していたので
でかいマザーにはあまり興味がなく、単にコネクタの部品取りぐらいにしか考えてませんでし た。
マザー入手時は小 基板のグラフックボードがなく どうしようもなかったこともあります。
値段、\500?もしなかったと思うんですがたぶんに昔のことで・・・ A^^;
その後、ここ1年ぐらいでグラフックボード、CPUファン、液晶フレキを安く入手することができ、
今回日の目を見ることになりました。我ながら気が長いことです・・・ A^^;
CPUとメモリ(DDRの200pin)は、LowEnd品なら置き換えものが安く出回ってます。



前ふりが長くなりましたが、写真の番号順に主な改造個所を説明。
1.バッテリコネクタ:PC高さ(写真では左右)を抑えるためヒート ガンで外してます。
2.スピーカの4pinコネクタ:手持ちコネクタの似たようなもので 代用。スピーカは両面テープで貼付け。
3.IDEプライマリコネクタ:コネクタはそのまま(未使用)で、ポ リウレタン線で延長。
      ピンアサインは左から、44,43,42,41,・・・,3,4,1,2のチドリ順です。電源は近くのチップコンデンサから配線。
4.IDE セカンダリコネクタ:ヒートガンでコネクタを外し、外したコネクタを使ってポリウレタン線で延長。
     必要信号のみ配線してます。電源は同様に近くのチップコンデンサから配線。
5.電源オン信号:このコネクタの
12 ピンから写真右上の自作スイッチに配線。
     GNDとの間 に、2kohm入れました。
6.グラフィックボードのコネクタ:LVDS信号を、追加したコネク タの8に配線。ピンアサインなど詳細後述。
7.電源コネクタ:本来の電源コネクタ用のACアダプタがないので手 持ち品を追加
8.LVDSコネクタ: アナログRGBコネクタは通常、高密度15ピンのメスコネクタですが、これのオスコネクタのものを今回追加しました。このコネクタにしたのはコネクタ追加 スペースがあまりなく小さいものをということで。固定は両サイドのコネクタにLアングルを使って抱き合わせてます。
9.CPUファン:純正品?です。せっかくなのでアルミ板に熱が逃げ るようにしてます。気休めかもしれませんが・・・
10.裏面にあるchipset845の自作放熱板:1tアルミから 自作しました。


マザーは作る前に十分テストします。
作っている途中でもテストします。(^.^;
写真はIDE配線後のテスト、だったかな・・・

マザーユニットの写真

右の裏に見える穴は、
・メモリが交換できるようにする
・トランス部分の高さを逃げる
ための穴です。


実装をうまくやろうと思うと改造量増えますが、DELLのノートマザー、動かすだけならF社のものよりけっこう楽ですね。
欠点は今回のようにグラフィックボードが別な場合があること、かな・・・


●GeForce2 GOグラフィックボードのピンアサイン
グラフィックボード眺めてもLVDSアサイン、さっぱり解りませんでした。
しょうがないので液晶フレキを入手、結果は下記です。1ピン位置は写真コネクタの左上で表と同じです。
パワーセーブでインバータをオフする制御信号は「invereter connctor」から見つかりませんでした。
なのでLCD VCCから、抵抗数kohmを介して、インバータに接続して代用してます。
3.3Vでも今回使ったものは点灯/消灯可能でした。

1
G
 G
2
3
LVDS A3-
LVDS A2+ 4
5
LVDS A3+ LVDS A2- 6
7
G
G
8
9
液晶 17pin(EDID VCC)
LVDS A1+ 10
11
液晶 19pin(EDID SCL)
LVDS A1- 12
13
液晶 20pin(EDID SDA)
G
14
15
invereter connctor
LVDS A0+ 16
17
invereter connctor LVDS A0- 18
19
invereter connctor G
20
21
G
G
22
23
invereter connctor
24
25


26
27

G
28
29
invereter connctor
30
31
invereter connctor
32
33
invereter connctor G
34
35
invereter connctor
36
37
(上と同 じ)

38
39
G
G
40
41
invereter connctor
42
43
(上と同 じ)
44
45
G
G
46
47
G
G
48
49


50
51
Inverter VCC
LCD VCC (3.3V) 52
53
Inverter VCC LCD VCC (3.3V) 54
55
Inverter VCC LCD VCC (3.3V) 56
57


58
59
G
G
60
備考    空欄:未接続    G:GND


LVDS配線の写真です。




●このマザーに関して調べた情報(注:合っているか未確認情報あり)
1.ノー トPC本来の仕様 (V740ですが2650もほぼ同様ということで)
2.Drivers & Download  (2650に関する本家のサイト、オープンでありがたいことです。)
3.適合液晶パネル
・Latitude V740  LTN141XD-L01  Samsung製14.1"
・Inspiron 2650  LP150X2       LG製15"
4.MobileP4のTDP(手持ちの2種について、 TDP 32.0W vs 25.8W   クロック性能のほうを優先しました。)
・2000/256 SL6VJ  Processor Frequency: 2 GHz     Bus Speed: 400 MHz 
                L2 Cache Size: 256 KB                      L2 Cache Speed: 2 GHz   
                Thermal Guideline:32.0W                    Core Voltage:1.300
                Manufacturing Technology:0.13 micron
・1400/512 SL5ZH Processor Frequency: 1.40 GHz  Bus Speed: 400 MHz 
                L2 Cache Size: 512 KB                       L2 Cache Speed: 1.4 GHz
               Thermal Guideline:25.8W/20.8W            Core Voltage: 1.300 
               Manufacturing Technology: 0.13 micron 
5.Memory ここか ら抜粋
440MX → 8〜256MBまで、PC66/100 support , 16 / 64 / 128Mbit support
440BX → 8〜512MBまで、PC66/100 support , 16/64/ 128-Mbit supoort
815EM → 32〜512MBまで、PC100 support , 16 / 64 / 128 / 256Mbit support
830 →  〜1GBまで、support only PC133 , 64 / 128 / 256 / 512Mbit support
これ▼845MP/MZ → 〜1GBまで、support 200 or 266 MHz DDR , 64 / 128 / 256/ 512Mbit support
* 845MZは、support 200 MHz only , only up to 512MB     DDR266/333 (PC2100/PC2700)
852GM → 〜1GBまで、support 200 or 266 MHz DDR , 64 / 128 / 256 /512Mbit support
855 →  〜2GBまで、support 200 / 266 / 333 MHz DDR , 64 / 128 / 256/ 512Mbit support


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