ラジオのスピーカー(工作)

投稿者: | 2023年12月1日

1 はじめに 前投稿[ラジオのスピーカー(テスト)]で小型DSPラジオにスピーカーを外付けして音質改善を確認しました。ホームラジオ用途で聞き疲れなくするためです。ついでに余っているLi-ion電池を使って充電式します。写真は工作前のテスト状態のものでバラバラです。一体化はセリア(百均)の木製ケース(2個目)を使って組み込みます。

2 一体化工作
1) 完成品写真  いきなりですが完成状態で、特徴は次です。
・ラジオはスリットにした金具に押し込み固定します。
・接続はラジオのスピーカー出力とDC電源入力のコネクタ2つです。ラジオ自体の改造は無しです。
・木製ケースは穴あけ加工と裏ブタ追加のみ。塗装(薄いマホガニーっぽい色)は購入のままです。

2) USB TypeCコネクタ5Vから充電(電流実測1A弱)  Li-ion電池(充電中:赤)、(充電完了:青)になります。充電基板のLED発光をアクリル丸棒で延長してます。

3) ラジオの取外し  コネクタ2つを外して、ラジオは引っぱるだけです。

 ちなみにラジオをつまんで持ち上げても、かろうじて保持できる強度はあります。

4) 内部写真  箱内部で上から、Li-ion電池の充電基板、スピーカー、Li-ion電池(2並列)です。裏ブタは木製ケースの仕切り板の余り、それを接着合体したものです。仕切り板は(木製ケースに3枚)×2個分から4枚を使用してます。

5) 工作した固定金具(ブラケット)  作ったのは写真の3つで。左から次になります。金具は、何れもねじ止め(φ2.5x10mm、黒)でケースに固定します。
・ラジオを固定する金具 1tアルミから加工、ダイソーのラッカースプレー黒(ツヤなし)で塗装した後、ダイソーの3mm厚クッションテープを使用
・Li-ion電池を押さえる金具  1tアルミから加工、電池のあたる面に、ダイソーの3m厚クッションテープを使用
・充電基板を保持する金具  1tアルミから加工、絶縁用のテープで保護してます。基板は結束バンドでこの板に固定します。

3 まとめ 電気的にはたいしたことないですが、組み込み工作はけっこう手間かかります。穴位置がズレてけっこう手修正(ヤスリがけ)してます。😢
 音質は鳴らしっぱなしで長時間も、聞き易くなりました。苦労の甲斐あって一体化で使い勝手も良くなりました。😅

追記1 金属板の折り曲げ治具  ついに買ってしまいました。HOZANのK-130です。アルミ板(1t,1.5tなど)の折り曲げ加工用で、専用治具だけあってきれいに曲がり、使いやすいです。HomePageを始めた当初から知っていましたが、その際に買うべきだったかも。始めた当初はこれほど出番がくるとは思わず、アルミ板なんて万力に挟んで気合いで曲がるゾと意気込んでました。😅 
 他メーカーで似たような折り曲げ治具あるのですが、このK-130は抑え板(黒)にミゾが切ってあって、箱折りの際に、曲げた板を逃がすことができる点が特徴です。ただし寸法制約がありまったく自在とは成らないです。

追記2 アクリル丸棒の先端をヒートガンで潰すときの治具 わざわざ治具を用意しなくてもと思ったのですが、アクリルの熱変形がけっこうむずい。加熱後、頭を押しつぶすのですが、希望の同心円(図左)とはならず、ズレた状態(図右)で固まることが多いのです。今回の作品もよく見るとずれてます。 原因は金属板(10cm四方程度)を使って押しつぶすのですが、見えないので適当に押しつぶしていたからと思います。ガラス板で見えるようにして押しつぶすと良かったのかもしれません。
 今後のため手持ちの穴あき金属片とワッシャを接着して治具を作りました。アクリル棒をセットして、ヒートガンで加熱後、押しつぶす。加工後のサンプル品、赤○部が潰したところです。わかりにくいですが、希望のほぼ同心円になってます。😀

アクリル棒の加工


追記3 アクリル丸棒を曲げても光延長できるかのテスト 今回は出番なしですが、今後のため試作です。結果(写真参照)、直線の場合より多少光が落ちますが、直角に曲げても使えそうです。😀
 使っているアクリル丸棒は次の市販品です。アクリルなので透明度が高いです。
 (タケダ)アクリル丸棒3mmφ 40-0003 (実測長さ32cm、6本入り) 参考価格¥313

電池容量アップ(改修)2024-4-24 しばらく使っていたのですが、電池の減りが思っていたより早い。そこで容量アップしました。電池は故障したモバイルバッテリーから電池を取り出して移植、廃品活用です。
・元、Li-Ion 18650電池x2並列、実測 1.5Ah@5V昇圧負荷時(中古のせいでこの程度しかない)
・改修後、モバイルバッテリーのLi-Ion電池、実測 5Ah@5V昇圧負荷時(定格の半分程度?)
実測比較で3倍程度に容量増加、充電頻度は改善するはず。

電池容量アップ(改修)

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